ごあいさつ

最近、音声認識・分類・将来予測などといった作業を行うことのできる、あたかも知能を持っているかのようにふるまう人工知能と呼ばれる技術が脚光を浴び、iPhoneのSiriやGoogle Homeなど、我々の身近なところでも大いに活用されています。その核となるのは、データを学習させることで性能を高めることのできる機械学習という技術です。
その中でも特にディープラーニング(深層学習)は、数年前では考えられなかったような性能を発揮する場合が数多くあることがわかり、機械学習の新たな可能性に期待が集まっています。また、ディープラーニングの登場と同じかそれ以上に影響が大きいのは、機械学習技術の民主化です。プログラミングの技術さえあればすぐにでも試せるような、使いやすくパッケージされた機械学習ライブラリが充実してきました。さらにはプログラミングすら不要なサービスも登場しています。
ご承知の通り、このような機械学習技術をうまく用いることができれば、ビジネス上大きな競争力となる可能性が大いにあります。しかしながら、実際に実行するのは容易ではありません。当然のことながら、データもビジネスも多種多様であるためです。データがよくなければ何も面白いことはできませんし、もし面白いことができたとしても、それを利益に繋げることができなければビジネス上は意味がないでしょう。
弊社では、設立以来、自社単独または他社様と共同でKinectやIoTデバイスで取得したデータをビジネスに活かす取り組みを行ってきました。正直なところ失敗だったプロジェクトもありましたが、身に染みて分かったのは、データをビジネスに活かすには、一つ一つのデータセットに向き合ってどこからどのように取得したデータでどのような性質があるのかというデータの素性を捉えることが肝要だということです。
弊社は、数理科学の知識や機械学習技術をコア技術として、お客様のデータの中に潜む価値を見いだすべく、日々研鑽を積んでおります。必ずしもデータの活用には馴染みのない企業様こそ、ぜひ一度お声かけいただければ幸いです。データの取得方法からビジネス上のマネタイズまで、トータルでお手伝いさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
代表取締役 高田 智広
外部技術顧問
立命館大学情報理工学部の谷口忠大教授を技術顧問に迎え、人工知能(AI)や機械学習に関するコンサルティング・受託開発事業を行っております。大量のデータから特徴や法則を探し出してビジネスに活用することに興味をお持ちの企業様はお気軽にご相談ください。

谷口忠大教授 略歴
京都大学大学院博士(工学)、中小企業診断士(経済産業省登録)。個体と組織に於ける記号過程の計算論的な理解や共生社会に向けた知能情報学技術の応用についての研究に従事。
- 2006年3月 京都大学工学研究科博士課程修了
- 2005年4月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
- 2006年4月 日本学術振興会特別研究員(PD)
- 2007年4月 京都大学情報学研究科にて(PD)再任
- 2008年4月 立命館大学情報理工学部助教
NICT客員研究員(2010年3月まで) - 2010年4月 立命館大学情報理工学部准教授
- 2017年4月 立命館大学情報理工学部教授。現在に至る
- 受賞歴
- 計測自動制御学会 学術奨励賞、システム制御情報学会 学会賞奨励賞、論文賞、砂原賞など各種学会賞を受賞。日刊工業新聞社主催「イノベーション創出コンテスト2009」にて「スマートグリッドにおける強化学習に基づく適応的自動電力取引手法」の発明について奨励賞を受賞。
- 近著
- 「コミュニケーションするロボットは創れるか 記号創発システムへの構成論的アプローチ」(NTT出版)、「ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム」(文春新書)、「記号創発ロボティクス 知能のメカニズム入門」(講談社)、「イラストで学ぶ人工知能概論」(講談社)
会社情報
商号 | 株式会社Innovotion |
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代表者 | 代表取締役 高田智広 |
創業 | 平成23年6月6日 |
本店所在地 | 京都府八幡市川口西扇 |
事業内容 |
人工知能・機械学習に関するコンサルティング・受託開発 ソフトウェア開発事業 |
連絡先 | TEL:075-950-9979(平日9時~17時) |